油断すると、どこまでも体重が増えていくので、
食べたものをメモしておこうと思うのだけれど、まぁ続かない……。
そこで、遠方で一人暮らしをする母に、毎日食べたものをメールすることにしている。

私の食事内容が結構面白いらしく、メールを毎日楽しみに待っていてくれる。
楽しみにしてくれると思うと、私も楽しく記録を続けられる。

ジャンクな食事ばかり続くと、
「ここらでほうれん草のおひたしあたり登場させてみようか」
と少しは改善しようという気にもなってくる。

母は万歩計の数値を返信してくれるので、私も母が元気にしているとわかって安心。
メールをする時間になると、部屋の中をぐるぐる歩き回って、万歩計の数値を無理やり増やしているみたい(笑)

4年前に父が突然亡くなったとき、私は離婚したばかりで、
当時の仕事もあまりうまくいっていなく(職場には優しい人がたくさんいましたが)、
しばらく遠方の両親に連絡することをためらっていた。
自分が楽しく過ごしていないことを、知られるのが辛かった。

父が突然亡くなり、私はしばらく連絡をとっていなかったことを、それはそれは後悔した。
最後に電話越しに聞いた父の言葉は「寂しいから、もっと電話くれ」だった。
シャイだった父がそんなことを言ったのは、最初で最後だった。

私のつまらないプライドのせいで、取返しのつかないことをしてしまった……。

あれから起業をして、好きなことを仕事にできるようになってから、随分毎日が楽しくなった。
今の楽しく過ごす姿を父に見せたかったと思うけれど、
Webサイト制作業をするようになったのは、父のお葬式で久しぶりに会った従弟に、
会社のホームページを作ってくれないかと相談されたことがきっかけだったので、
父の死がなければ、今の私はなかったのかもしれない。

特に用事もないのに、遠方の親に連絡をするのはなかなか難しい。
照れもあるし、話題もなくなってくるし、義務になるとお互い負担にもなってくる。

だから、毎日食べたものをただ送るというのは我ながら良いアイデアだった。
良いことづくめで、1年以上続いている。

……で、肝心の私の体重は1年前とほぼ変わらず!!!!!

眠れない夜のつぶやきでした。