人の心の中には象と象使いが住んでいるという秀逸な例えがあります。
象は感情。象使いは理性。
「感情」(象)は怠け者で、
長期的報酬(やるべきこと)より、短期的報酬(アイスクリーム)に目を奪われ、暴れん坊。
「理性」(象使い)は、長期的に考えて計画を練り、先を見据える。
どちらも単体ではうまくいかない。
パワーがあるのは象の方なので、理性だけでダイエットなどを計画しても象の欲求に負けちゃう。
なので、うまいこと象にやる気を与えたりして、バランスを保つといいよねという話です。
で、私は今までゴールを決めるのはずっと象使いだと思っていて、
そのために象をなだめたり、エサを与えたりしていたんですが、
もうゴールを決めるのを象に任せてしまおうと思いました。
象は私がコントロールできない無意識にいるわけで、
象に任せるということは、
私が意識できない場所をゴールにするということ。
どこに向かっているのか私にはわからなくなるということ。
おまけに私の象は
とても怠け者で、わがままで、時に非情で、
ということがわかっているので、
コワイっちゃコワイんですが、
いま闘病中だからなのか、
象の多大なるパワーを感じていて、
もう象使いは象がご機嫌に過ごすためのサポートに回ったほうがいいんじゃないかと思いました。
象が食べたいと思ったものを、象使いが探す。
象が行きたいと思った場所へ行く方法を、象使いが探す。
象ファースト。
私がよりハッピーになれるゴールを知っているのは、象なはず。
だって、私の本体は象の方なんだから。
私は私の象をとことん信じようと思います。