乳がんで4ヶ月くらい前に右胸を全摘したんですけど、そのときは
「右かー。せめて左だったら良かったのになぁ」
と思ったんです。
全摘すると、その側の腕が動かしづらくなると聞いていて、私は右利きなので。

でも今、右で良かったかもなぁと感じています。

利き腕側なので、日常で動かすことが多く、それが術後のリハビリになったと思います。
お風呂で自分の身体を洗ったり、料理したり、自然と動かしていた結果、今はほとんど違和感なく右腕を動かせるようになりました。

あと抗がん剤の点滴は手術した側とは反対の腕(私は左)でするのがおすすめみたいなんですが、
点滴中はバチクソヒマなので、利き腕でスマホをいじれるのは嬉しいなぁと。

あとは、右利きなので斜めがけバッグのストラップを左肩にかけて、バッグが右側にあると便利なんですけど、右胸がないとストラップが身体にジャストフィットして、肩の負担が減って楽です😂

で、思ったんですけど、
アンラッキーだなぁと思った出来事って、少し時間が経ったら、容易にラッキーに変わっちゃうかもしれない「あやふやなもの」なんですね。

そう、癌になったことさえも。
無理にメリットを探す必要はないと思うんですが、のほほんと生きてるだけで意外と見つかっちゃうもんですね。
自分のことを最優先に考えることができるようになったり、人の優しさを改めて感じたり、何気ない日常のありがたさを感じたりね。